麻雀では、さまざまな役を作ることで点数を獲得できます。役は複数組み合わせることができ、それによって点数が上昇します。ここでは、代表的な役を難易度順に簡単に説明していきます。
1. 門前(メンゼン)限定役
門前とは、ツモ(自摸)以外で鳴かずに上がる状態のことです。以下の役は、鳴いてしまうと成立しない役です。
- リーチ:
鳴かずにテンパイし、リーチを宣言して上がる。
1翻 - タンヤオ:
2~8の数牌のみで手を作る。
1翻 - ピンフ:
頭が役牌でない2~8の数牌で、全て順子(連続した数字の組み合わせ)で構成されている。
1翻 - 一発:
リーチ後1巡以内に上がる。
1翻 - 平和(ピンフ):
順子のみで構成された手牌で、待ちは両面待ち。
1翻
2. 鳴いてもOKの役
- 役牌(ヤクハイ):
三元牌(白・発・中)や場風牌、自風牌で1つの刻子(同じ牌を3つ揃える)を作る。
1翻 - 断么九(タンヤオ):
字牌(東南西北白発中)や1・9牌を使わずに手を作る。
1翻 - 混全帯么九(チャンタ):
必ず1・9牌か字牌を1組以上含む手。
2翻 - 混一色(ホンイツ):
1種類の数牌と字牌のみで手を作る。
鳴いた場合2翻、鳴かない場合3翻 - 三色同順(サンショクドウジュン):
3種類の色で、同じ順子を作る。
鳴いた場合1翻、鳴かない場合2翻 - 一盃口(イーペーコー):
同じ順子を2つ作る。
1翻
3. 高難度の役
- 七対子(チートイツ):
7つの対子(同じ牌2枚)を作る。
2翻 - 一気通貫(イッキツウカン):
同じ色で、123・456・789の順子を揃える。
鳴いた場合1翻、鳴かない場合2翻 - 混老頭(ホンロウトウ):
1・9牌と字牌のみで手を作る。
2翻 - 対々和(トイトイ):
全ての面子を刻子または槓子(同じ牌4つ)で作る。
2翻
4. 役満(ヤクマン)
- 四暗刻(スーアンコウ):
鳴かずに4つの暗刻(同じ牌を3つ揃えた組み合わせ)を作る。
役満 - 大三元(ダイサンゲン):
白、発、中の全てで刻子を作る。
役満 - 国士無双(コクシムソウ):
1・9の数牌と字牌を1枚ずつ、さらに1枚を待ちとして作る。
役満 - 小四喜(ショウスーシー):
東南西北のうち3つを刻子で揃え、残りの1つを頭にする。
役満 - 九蓮宝燈(チューレンポウトウ):
1色の数牌で、1112345678999を揃え、どの牌でも上がれる。
役満
目次
点数計算の基礎
役は「翻(ファン)」によって点数が変わります。役の合計翻数と、手役の複雑さに応じて点数が計算されます。一般的な点数の目安は次の通りです。
- 1翻〜2翻: 基本的な役で、低めの点数。
- 3翻〜5翻: 中程度の難易度で、得点が跳ね上がる。
- 役満: 極めて難しいが、一撃で大量得点が可能。
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